このたびの大雪により被害を受けられました皆様に、心からお見舞い申し上げます。
火災保険や自動車保険では、大雪などの自然災害を補償するものがございますので、詳しくはご加入の保険会社または代理店までお問い合わせください。
想定される事故例(火災保険)
- 雪の重みでカーポートが損壊した、屋根からの落雪でカーポートが損壊した。
- 火災保険に「風雹雪災リスク」が付帯されている場合には、補償対象になる可能性があります。
- カーポート等を補償対象とするには、保険の目的が「建物」であり、保険の目的に、建物付属物「物置・車庫・附属建物等」が含まれている必要があります。
- 雪の重みで屋根瓦が破損した、雪の重みで雨樋が破損した。
- 火災保険に「風雹雪災リスク」が付帯されている場合には、補償対象になる可能性があります。
- ただし、建物の経年劣化や老朽化によって発生したと判断される場合には、補償の対象にはならない場合があります。
- 雪解け水による洪水で、建物に浸水被害が発生した。
- 火災保険に「水災リスク」が付帯されている場合には、補償対象になる可能性があります。
- ただし、水災リスクには「床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水」などの条件がある場合がありますので、詳細は弊社までお問い合わせください。
- 近くの山で起きた雪崩に巻き込まれ、建物が倒壊した。
- 火災保険に「風雹雪災リスク」が付帯されている場合には、補償対象になる可能性があります。
以下のようなケースは「火災保険」では対象となりませんのでご注意ください。
- 屋根からの落雪で、停めてあった車のボンネット・ルーフが凹んだ、フロントガラスにキズが付いた。
- ご自身の「自動車保険」での対応となります。
詳細は下記の「想定される事故例(自動車保険)をご参照ください。
- ご自身の「自動車保険」での対応となります。
- 屋根からの落雪で、停めてあった「他人の車や財物」に破損させてしまった。
- 個人賠償責任保険・施設賠償責任保険・建物管理者賠償責任保険等での対応となります。
ただし、保険金の支払い対象になるかどうかは(賠償責任が発生するかどうか)、個々の事情・保険会社の判断となりますので、ご加入の保険会社・保険代理店にご相談ください。
(建物の所有・使用・管理に瑕疵があったのか、不可抗力であったのかなど、個別に総合的に判断される事案ですので、実際には賠償責任保険によるお支払いは難しいケースが多いです)
- 個人賠償責任保険・施設賠償責任保険・建物管理者賠償責任保険等での対応となります。
想定される事故例(自動車保険)
- 屋根からの落雪で、車両のボンネットやルーフが損傷した。
- 雪で押しつぶされたカーポートの下敷きになり、車両が損傷した。
- 雪解け水による洪水で、車両が水没した。
- 雪崩に巻き込まれ、車両が損傷した。
- 車両保険(一般条件または車対車A)が付帯されている場合には補償対象となります。
- 事故のカウントは「1等級ダウン事故」となります。
- 雪道でスリップし、前方の車両に追突してしまった。
- 自車両の修理については、車両保険(一般条件・車対車A)が付帯されている場合には補償対象となります。
- 相手車両の修理については、対物賠償が付帯されている場合には補償対象となります。
- 事故のカウントは「3等級ダウン事故」となります。
- 雪道でスリップし、ガードレールにぶつかってしまった。
- 自車両の修理については、車両保険(一般条件)が付帯されている場合には補償対象となります。
- ガードレールの修理については、対物賠償が付帯されている場合には補償対象となります。
- 事故のカウントは「3等級ダウン事故」となります。